納骨壇

納骨壇について

堂内の納骨壇

 応願塔院納骨堂は平成29年に新築された、200年耐用の耐震設計がなされた伝統工法により建立された木造本堂の地下にあります。屋根は本邦初のステンレス葺き、正面の自動ドアより入堂するとバリアフリー、全席椅子席、冷暖房完備と、現代の参詣事情に沿って設計されています。後堂(裏側廊下)にある納骨堂入り口より、地下へ階段を降りた場所に納骨堂が位置します。豪華な金龍柱の間に安置される、堂内本尊「五劫思惟菩薩像」を囲むように納骨壇があります。本尊両脇には舞楽図、右側は散手、左側は胡飲酒の舞人が描かれています。背面には蓮と蜻蛉、側面には竹と雀、松と雁、全て薩摩の名工・吉永正人氏(吉永工芸代表)による漆上に金粉で加飾した格調の高い蒔絵となっています。氏の渾身の作品の芸術性を損なわないように、鍵穴や取手などは設置してありません。

種類と内寸

納骨壇Cの納骨例

志納金 縦・横・奥行(㎝)
A. 正面
(舞楽図)
100万円 24 x 24 x 34
B. 背面
(東:蓮)
60万円 24 x 24 x 34
C. 右側
(北:松)
40万円 18 x 24 x 25
D. 左側
(南:竹)
40万円 18 x 24 x 25
  • AとBの納骨壇には、夫婦など一般的な大きい骨壷(5寸)が2つ納まります。
  • CとDの納骨壇には、骨壷大(5寸)と分骨用の小さい骨壷(2.3寸)が2つ納まります。
  • 骨壷のサイズは随時変更でき、家族の遺骨を納められます。
  • 管理費は上記志納金に含まれ、毎年の支払いはありません。

納骨壇の指定について

堂内本尊:五劫思惟菩薩像

 一般的な納骨堂では場所指定ができ、上段が高額料金となるようです。かつてお釈迦さまが「天上天下唯我独尊」と語られたように、本来いのちは、過去にも未来にも、ひとつとして同じ相のない、誰も代わることのできない唯一の尊さがあります。煩悩の尽きない私達は、娑婆での優劣や上下といった自分中心の価値観で、卑下したり傲慢になったり、自他を傷つけてきました。命終えた後にまで煩悩を持ち込もうとする、その迷いの姿を照らし出す言葉で『大無量寿経』に「世において無上尊となるべし」と釈尊は説かれます。故人の還られた浄土の世界は、比べる必要のない、上も下も無い平等ないのちの尊さが願われる仏国土です。よって応願塔院では申し込み順となり、特定の場所を指定できません。また全ての納骨壇において下段より順とさせていただいたことは、祖師聖人の御絵伝に準じています。

納骨堂の使用ルール

背面(蓮)の納骨壇

以下のルールを必ず守っていただくようお願い致します。

  1. 納骨堂に参詣される際には、事前に称念寺までお知らせください(法要時を除く)。
  2. 生花、なまもの(食物、飲料含む)はお供えしないでください。
  3. 納骨堂内でのローソク、線香など火の使用は厳禁とします。
  4. 納骨壇には鍵がなく、貴重品などの盗難等に責任を負いませんのでお気をつけください。
  5. 納骨壇へ納めるのは原則、親族の遺骨、位牌、ペットの遺骨のみとします。
  6. 納骨にあたっては、埋葬許可証を付してください。
  7. 納骨堂のお参りには、称念寺の年中行事(春秋彼岸、お盆、報恩講など)に参詣してください。

施設案内

称念寺本堂外観

ノーベル文学賞受賞・莫言氏ゆかりの寺

境内庭園の水琴窟

納骨堂正面

会館襖:十大弟子(棟方志功)

本堂横の日本庭園

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